介護のツボ

また、本人に歩く意志がない場合もあります。なので、無理に勧めると本人にとって大きな負担になってしまいます。気をつけましょう。歩くことは身体によく、毎日続けることが大切であることは言うまでもありませんが、まずお年寄り本人の気持ちを第一に考えてあげましょうね。
お年寄りと一緒に歩くときには、身体をお年寄りに適度に近づけつつ、いつでも支えられるようにしておきましょう。お年寄りの後方にではなくほぼ平行に歩くのがよいといわれています。これは後方ですとイザという時、たとえば転倒といったときに対応が遅れてしまうからなんです。お年寄りと向き合い両手をもって一緒に歩いたりするのも1つの方法かもしれません。いずれにしても、お年寄りの身体の状況に合わせて、お互いに気持ちよく安全に歩けるような工夫をしましょうね。